【栄養素】ビタミンAの効果と1日に必要な摂取量について

ビタミンAの効果と1日に必要な摂取量について 栄養素

ビタミンAは目の健康を維持し、ウイルスからカラダを守り、美肌を保つために必要です。

また体の成長も促します。 きちんと正しい量を摂取しましょう。

どのように何をどれぐらい摂取すべきなのか、ちょっと調べてみました。

ビタミンAとは

ビタミンAはレチノールを主要な成分としています。

レチノール自体はクリームなど化粧品としてシワの改善などを目的として使われています。

またそのビタミンAに変換されるものとしてβ−カロテンがあります。

よく人参などに含まれるので有名な成分です。 ビタミンAは水に溶けにくく、油に溶けやすい脂溶性ビタミンの1つです。

ビタミンAの働きと効果について

ビタミンAは鼻や喉などの皮膚の粘膜を守るため、免疫力を上げてウイルスを体内に侵入するのを防ぎます。

皮膚や髪、爪といった細胞の入れ替わりを促すため美肌にも役立ちますし、体の成長を促すため育ちざかりの人たちにも必要となってきます。

またビタミンAは目の光を感じる色素の主成分でもあるため、目の健康も守ります。

ビタミンAの1日に必要な摂取量について

年令によって差異はあるものの国が定めているおおよその1日の推奨摂取量は以下です。

成人男性は900μgほど
成人女性は700μgほど
※単位はμg(マイクログラム)となります。

平成30年の国の栄養調査では、平均で摂取しているビタミンAは1日あたり
成人男性、女性ともに500μg前後ほどですので、 推奨摂取量には若干足りないといったところでしょうか。

ビタミンAは脂溶性のため、体内に貯蔵されやすいです。
取りすぎると吐き気や頭痛、筋肉痛なども起こしますので過剰摂取はやめましょう。
食品でいうとレバーに多く含まれるため、大量のレバー摂取やサプリメントの過剰なとりすぎは気をつけてください。

またここでもβ−カロテンについても触れますが、β−カロテンはビタミンAが不足したときに必要量のみビタミンAへと変換されます。
蓄積されたβ−カロテン自体は強い抗酸化作用を発揮するため積極的に摂取すべきではあり、上限量は定められてはいませんが、サプリメントなどでの大量に摂取した場合は有害な作用も報告されているそうです。

【まとめ】ビタミンA摂取のメリット、デメリット

メリット

  • 美肌効果のためアンチエイジングになる。
  • 免疫力を高めるため、風邪など引きにくいカラダになる

デメリット

  • サプリメントやレバーで過剰に摂取すると頭痛や吐き気を起こす可能性が。

以上から適切な範囲内で積極的に摂取すべき栄養といえます。
ビタミンA自体をサプリメントで少々補いながら、
β−カロテンを意識して食事などから摂ってあげるのが良さそうです。

参考文献
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書
平成30年国民健康・栄養調査結果の概要

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